12月上旬の鎌倉は、紅葉が見頃を迎える季節です。
境内や参道が赤や黄色に染まり、普段とはひと味ちがう鎌倉の景色を見ることができます。
今回は、葛原岡神社から源氏山公園へと続く人気のハイキングコースを歩きながら、鎌倉の紅葉を楽しんできました。自然に囲まれた静かな道のりは、観光と散策の両方を味わえるおすすめルートです。
葛原岡神社へのアクセス
葛原岡神社へのアクセスには、主に次の3つのコースがあります。
・銭洗弁財天 宇賀福神社側
・北鎌倉 葛原岡ハイキングコース(浄智寺口)側
・寿福寺の裏山側
このうち、銭洗弁財天側のみが舗装路となっており、寿福寺の裏山側は途中からハイキングコース、葛原岡ハイキングコース(浄智寺口)は自然の中を歩くハイキングコースとなっております。
なお銭洗弁財天から葛原岡神社へは徒歩10分です。
葛原岡神社について
葛原岡神社は、鎌倉幕府倒幕に尽力した日野俊基(ひの としもと)卿をお祀りする神社です。
日野俊基は後醍醐天皇の側近として活躍し、元弘の変の際にこの地で処刑されました。その功績を称え、明治20年(1887年)に創建されたのが葛原岡神社です。境内の南側には、現在も日野俊基の墓が残されています。
現在の葛原岡神社は、縁結びのパワースポットとして知られるほか、「開運の神様」「学問の神様」としても信仰を集めています。静かな森に囲まれた境内は、ハイキングコースの途中に立ち寄るのにぴったりの場所です。
そして今回、私がこの葛原岡神社を訪れた一番の目的は、入口の鳥居の横に立つ銀杏の木を見ることでした。紅葉シーズンには美しい黄色に染まり、参道の印象を大きく変えてくれる見どころのひとつです。

裏側から見ると2本銀杏の木が重なっていたことがわかります

近年、縁結びのパワースポットとして注目されている縁結び石。

本殿からは、どこか威厳のある独特な空気が漂っており、まさにパワースポットと呼ぶにふさわしい雰囲気を感じることができます。

境内には一本だけ冬桜が咲いており、紅葉とはまた違ったやさしい美しさを楽しめました。

参道はまさに紅葉シーズンといった雰囲気です。

表参道からすぐのところにある日野俊基卿墓

11月末から12月初旬にかけて葛原岡神社や源氏山公園の周辺ではサザンカも開花するので紅葉と一緒に見ることができます。
。
源氏山公園
源氏山公園は、英勝寺や寿福寺の裏手に広がる「源氏山」の山頂周辺に位置する、自然豊かな公園です。今回先に立ち寄った葛原岡神社からはすぐにアクセスできます。園内には源頼朝像があり、桜や紅葉の名所としても知られています。
北鎌倉から鎌倉駅・大仏方面へ抜けるハイキングコースの中間地点にあたり、葛原岡神社や銭洗弁財天、佐助稲荷へもアクセスしやすい散策スポットです。
公園北側の東屋ではもみじの紅葉が楽しめました

東屋から化粧坂切通手前のベンチ横のもみじの紅葉

源氏山公園の南側の広場に行く前に一旦化粧坂切通に立ち寄りました。

化粧坂切通の紅葉風景

源氏山公園にの南側到着。広場には源頼朝像があります。ドウダンツツジともみじの紅葉が見れました。やや終盤でしょうか。

広場の脇の道ではもみじとサザンカのコラボが見れました。

この辺りが一番サザンカ植えられている印象です

続いて源氏山の山頂下のトイレがある広場です。この辺り銀杏の落ち葉が積もっていました。

もみじ、銀杏、まだ紅葉していない緑の葉と色とりどりです

源氏山の山頂につきました

もう一度山頂直下の広場に寄ります

銀杏の落ち葉のつもり具合が凄いです

源頼朝像がある広場への帰り道

最後に源頼朝像見て、本日の紅葉ハイキングは終了です

まとめ
12月上旬の葛原岡神社から源氏山公園にかけてのハイキングコースは、紅葉・銀杏・サザンカまで一度に楽しめる、鎌倉ならではの秋の魅力が詰まった散策ルートでした。歴史ある神社の静かな雰囲気と、自然に囲まれた源氏山の景色が心を落ち着かせてくれます。観光とハイキングを同時に楽しみたい方には、ぜひおすすめしたい紅葉スポットです。
